祈りの腹帯 - 馬具


雪深い東北で見つけた、赤い紐の腹帯は
おそらく馬具として使われたものだろう。

腹帯でウールの紐を帯状にしたものは他では類を見ない。
羊毛の産地だからなのだろうか。

強度的には少し頼りない気もするが、馬にとっても肌触りが柔らかく、
また、赤く染められた紐はどこか優しさと、神聖さを感じさせる。
(馬は人と共に暮らし、そして崇められる存在でもあったことが思い浮かぶ)

中心には白い毛紐で「菱形」の刺し子がされている。
菱形の刺し子は、我が子の健康を願い、魔除けの意味も込められていたという。

この腹帯をつけられた馬は、きっと「家族」として可愛がられていたのではないだろうか。
馬と人との優しく温かな風景が、深紅の先に広がっている。



Item : Horse Girth
Country : Japan, Tohoku, 20c(推定)
Material : Wool , Brass
Size : W710 x H100 x D6
Number : #22-006



JP ¥9,900 (Tax in)




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